ある町医者の診療日記

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zoom RSS 日本国家のあり方と医療

<<   作成日時 : 2010/05/13 15:17   >>

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ただいまご紹介に与りました前科一犯の佐藤優と申します。こういう書き出しで始まる講演記録、非常に面白く読みました。
で、ご紹介します。
日本医師会雑誌の付録「平成21年度 医療政策シンポジウム 国のありかたを考える」で、3人のかたが講演している。宇沢弘文、武見敬三、そしてこの佐藤優。
宇沢さんのもおもしろかったのですが、特にこの佐藤さんのは医師会への提言としても貴重なものと思います。

以下、私はこのように解釈したというものですが。
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現在、日本国家は二つ存在している。

一つ目は、検察に代表される官僚の日本国家。国家を支配するのは、司法試験や国家公務員試験などに合格したエリートであるべきだとし、そしてその発想の根本には、明治憲法下の管理服務令の発想があるとします。忠誠の対象は国民ではない。天皇の官僚としての天皇に対する忠誠だったが、現憲法下では天皇というのが抜け落ちて抽象的な日本国家に対する忠誠となっている。中には下劣な者もいるが、多くの官僚は国家のために良かれと頑張っているという自己認識をもっている。
二つ目は、小沢民主党幹事長が発想しているもので、国民に選ばれた国会議員が日本国家を形だけでなく実質的にも支配すべきであるというもの。
今、この二つの国家が権力闘争をやっている。一つ目の国家の前衛には検察がいて、小沢・鳩山政権を小沢の公設秘書の逮捕、起訴や、小沢自身への捜査などという攻撃を加えている。

これは権力闘争である。

こういう検察・小沢戦争のような権力者内部の戦いから距離を置くことが重要だと私は(佐藤は)考える。
日本医師会は職能集団というエリート集団です。それも政府機関ではない中間団体だということ。その日本医師会はエゴイズムを抑制する必要はない。
コンプライアンスが日本を滅ぼす。過剰な法令遵守によって、日本企業も萎縮している。医療過誤、医療関連の裁判も、ここに危険性がある。声を出すべきだ、「こんなことじゃやってられないんだ。皆、萎縮してしまう」と、もっと集合的エゴイズムとしてストレートに言った方がよい。
「小沢・検察戦争で検察が勝つと、皆、検察にびくびくする。それこそお医者さん達も医療ミスに関して、医療に関する知識がない検察官が判断するというようなことになると、これは恐ろしい話です。それから、民主党が勝利しても、何でもできると思っている民主党の若造たちがでかい顔をする。」

モンテスキューは「民主主義を維持するのは個人ではない」と強調した。「民主主義を維持するのは、国家と対抗しても自分たちの仲間を守ることができる中間団体だ」と言っている。国家と正面から対立しても、自分たちのネットワークによって自分たちの仲間を守ることができるネットワーク。日本医師会のような組織がいくつかあることによって、私は(佐藤は)日本の民主主義が担保されると思うと。
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日本医師会は、もっともっとエゴイスティックに行動しろということじゃないでしょうか。
政権与党にすりよる前会長の唐沢さんのように小泉のポチになっても何の益もないし(実際、なかったし)、今回政権が変わったからと民主党にすり寄っても、結局は小泉時代の二の舞を演じるのが落ちでしょう。また、大衆に媚びるようなCMを流して医師会の印象を良くしようなどというようなくだらないことも止めた方が良い。
それよりは、もっともっとエゴイスティックに行動しろと。仲間を守ることに、もっとどん欲であれ。政治面だけではない、警察や検察、弁護士、さらにはマスコミによる医療側への介入には、断固として反撃しろと。
プロの職能集団としての、それが義務でさえある。

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