ある町医者の診療日記

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zoom RSS 署名したり土下座しても無駄

<<   作成日時 : 2010/02/22 20:41   >>

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医師が去るのは、そこが心の僻地だからだ。

(島根)悲鳴詰まった市民の署名
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/02/22/116372/
-----(ここから引用)-----
医師引き揚げ問題

 「署名には助けてとの悲鳴が詰まっています」

 大田市立病院を守り育てる会の岸秀司会長は18日、1万8479人分の署名のつづりを県幹部に手渡し、そう言いました。

 大田市立病院から3月末、外科と整形外科の常勤医師計6人全員が派遣元の大学医学部に引き揚げます。署名の主は、医師確保を求めて設立した同会の呼びかけに応じた市民たちです。

 記者は一昨年11月30日のこの欄で、小学3年だった長男が鉄棒から落ちて右腕を骨折し、同病院で緊急手術を受けた体験を書きました。レントゲンを見て絶句するほどの状態から緊急手術で回復し、日頃、気に掛けていなかった救急医療態勢のありがたさを痛感したからです。

 交通事故などによる外傷や虫垂炎などの手術の必要な救急患者は4月以降、大田市立病院にではなく、出雲市などの別の病院に運ばれます。

 「県や大学に土下座をしてでも(医師を)引き留めて」。13日に開かれた市の説明会で、市民から切実な声が上がりました。身近にあって当たり前と思っていた救急医療が、突然なくなるのです。記者も不安を感じます。

 岸会長は24日、署名を手渡すため、島根大にも訪れます。署名はさらに増え、20日現在、2万1814人。同じ数の悲鳴が聞こえる気がします。(受田至弘)
-----(引用、終わり)-----

なぜ医師は去るのか?

その最大の理由は、モンスターの存在だ。
もちろん、訴訟もある。同僚が訴訟で疲弊していくのを見ていると、自分もと誰でも思う。

“モンスターペイシェント”など、救急医療現場の取り組み報告 岡山・シンポジウム
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/02/22/116329/
-----(ここから引用)-----
シンポジウム:“モンスターペイシェント”など、救急医療現場の取り組み報告 /岡山

 救急医療現場の課題を話し合うシンポジウムが20日、北区奉還町2の岡山国際交流センターで開かれた。日本医療マネジメント学会県支部主催で、医師や看護師ら4人が“モンスターペイシェント”対策など現場の取り組みを報告した。

 同支部では06年から毎年、学術集会を開いており、今回のテーマは「人間中心の医療」。シンポジウムでは、川崎医科大付属病院事務部の森定理参与が、病院に不当な要求をする“モンスターペイシェント”が夜間の救急外来に1週間当たり数回程度訪れ、診療の妨害となるケースもある現状を紹介。「救急車が勝手に搬送したから医療費を支払わないと主張したり、宿泊場所や費用がないためホテル代わりに利用したがる患者もいる。警察や福祉事務所などの公的機関や顧問弁護士を活用し、(暴力を振るうなど)危ないと感じたら110番通報するなど組織的に対応している」と話した。

 津山中央病院の森本直樹・救命救急センター長は「この10年で気管挿管など救命救急士の業務内容は拡大したが、大学病院の医師派遣機能の低下や医療訴訟により医療機関は疲弊した」と指摘した。

 消防機関との連携強化を目的に昨年10月施行された改正消防法について、「現状の医療資源を前提にしており、医療機関の負担増加が予想される。重症患者を受け入れるためには、それ以外の患者を他で診てもらうなどの整備が必要だ」と述べた。【椋田佳代】
-----(引用、終わり)-----

「警察や福祉事務所、公的機関や顧問弁護士を活用」って、そういう活用の前に、現場の人間は、こういうモンスターの相手をするのに疲れ果て、疲弊してしまっているんです。
救急外来では、特にこういうモンスターの比率が高い。
私は、ただの町医者ですが、それでも救急当番の時には緊張する。初診患者に、こういうモンスターが入り込んでこないか、最初から雰囲気的に分かるモンスターもいるが、中には後になってモンスターだったのだと分かるのもいる。これが困る。
ですから、できるだけ救急当番の時には、積極的な診療は控えることにしている。
しかし、勤務医となると、それも救急をやっている病院でとなると、そうもいかない。
で、疲弊する。
一人が疲弊すると、それがドミノ倒しで次々と疲弊の連鎖がおこる。
最後には、病院崩壊。

署名活動をいくらしようが無意味です。
土下座しようが無意味です。

それより、モンスターの相手をやりなさい!

できるわけがない。
モンスターの存在を許し、クレクレと言うだけ市民がいる、そういう僻地だからこそ、医師は逃げ出しているんですよ。

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