ある町医者の診療日記

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zoom RSS 鍼灸治療に伴う外傷性気胸

<<   作成日時 : 2010/01/09 17:55   >>

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肩こりに注射ってのを患者さんに希望されることは、よくあります。
肩の圧痛点を探して局所麻酔薬とノイロトロピンを混注するのですが、多くが肩甲骨上角のところです。
鍼灸では肩井にうつこと多いのかな。
ただ、ここは注意が必要で、、、
肩井穴
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A9%E4%BA%95%E7%A9%B4
-----(ここから引用)-----
部位
大椎穴と肩?穴の中間点で、乳頭線(乳頭を通る垂直線)上。指で触るとやや凹んだ感じがあり、強く押すと特有の鈍痛がある。

効能
首や肩の痛みやコリ、五十肩、頸肩腕症候群、頭痛。うつや自律神経失調症などの神経系疾患にも用いられる。中風七穴の一つで、半身不随や言語障害にも用いられている。鍼通電療法では僧帽筋の緊張緩和は天柱穴と一緒に使う。

中医
肩井穴は重要な穴であるとともに、鍼灸を禁ずると書かれたものも多い。この穴のすぐ下に肺があるため、深く刺入すると肺気腫を起こし、場合によっては患者を死亡させることがある。また、この穴に鍼をすると貧血を起こすことも多く、強い灸では、リンパ節に損傷を与える可能性もある。刺戟は弱めに丁寧に行う必要がある。
-----(引用、終わり)-----

この「この穴のすぐ下に肺があるため、深く刺入すると肺気腫(ママ)を起こし、場合によっては患者を死亡させることがある」という事件が、このニュースでしょう。
(なお、肺気腫というのは間違いです。気胸が正しく、気胸と肺気腫とは全く異なる。)

はり治療後に死亡、業過致死容疑で針きゅう院捜索…大阪・池田署
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100109-OYO1T00609.htm
-----(ここから引用)-----
 大阪府池田市の針きゅう院で昨年12月、患者の女性(当時54歳)がはり治療を受けた直後に体調不良を訴え、死亡していたことがわかった。

 池田署は、はり治療のミスが原因だった疑いがあるとみて業務上過失致死容疑で同院を捜索し、関係者から事情を聞いている。

 同署によると、女性は昨年12月15日、はり治療を受けた後に「気分が悪い」と訴え、院内のトイレで倒れているのが見つかった。翌16日朝、搬送先の病院で死亡した。

 司法解剖の結果、死因は脳に酸素が十分に供給されないことによる低酸素脳症で、同署は、はりが肺の周辺を傷つけた結果、呼吸不全に陥った可能性があるとみている。
(2010年1月9日 読売新聞)
-----(引用、終わり)-----

片側だけならなんとかなるでしょうが、もし両側に起こしたら、呼吸不全で死亡ということは十分にあり得る。

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