ある町医者の診療日記

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zoom RSS 書類送検されたことさえ驚き

<<   作成日時 : 2008/09/27 18:03   >>

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詳細は分からない、例によってマスコミ報道では意味不明なものになってしまっている。
佐久総合病院 医師を不起訴に 地検佐久支部
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080926-OYT8T00814.htm
-----(ここから引用)-----
 県厚生連佐久総合病院(佐久市臼田)で2004年10月、頭痛を訴えて診察を受けた佐久市の女性(当時55歳)が、帰宅後にくも膜下出血で倒れ、死亡した件で、地検佐久支部は26日、業務上過失致死容疑で書類送検された同病院の男性医師(29)を不起訴(嫌疑不十分)とした。

 長野地検の発表によると、女性は04年10月23日午後2時20分ごろ、後頭部の痛みで、男性医師の診察を受けたが、「肩こりなどによる頭痛」と診断され、帰宅。同日午後5時30分ごろ、くも膜下出血で倒れ、意識不明となり、05年1月12日に死亡した。

 地検は、診察時に、くも膜下出血に特有な嘔吐(おうと)や、頭が爆発するような痛みなどの症状がなかったことから、CTスキャン検査などを行わなかった過失は認められないと判断した。また、検査でくも膜下出血が見つかっていても、発症から手術までに6時間の安静が必要なため、約3時間後に起きた再出血を防ぐことはできなかったと判断した。

 同病院の夏川周介院長は「改めて、亡くなられた女性のご冥福(めいふく)をお祈り申し上げる。病院としては、医療に内在するリスクの低減に向け、今後も不断の努力を重ねる」とのコメントを出した。
-----(引用、終わり)-----

地検が不起訴にしたってことは、これは刑事事件として警察が捜査し、書類送検されていたということになります。
私は、これがそもそも刑事事件として警察が捜査したということ自体に驚きます。
そして、警察が、この事例の何をもって刑事犯罪として送検したのか、さっぱり理解できない。

後頭部の痛みを主訴、「肩こりなどによる頭痛」と診断したとのことですから、筋緊張性頭痛だろうということだったのでしょう。地検が「診察時に、くも膜下出血に特有な嘔吐(おうと)や、頭が爆発するような痛みなどの症状がなかった」としているのですから、これで頭部CT検査しろというのは過剰診療以外の何ものでもない。
そもそもCTで100%くも膜下出血だと診断できるものでも、そうではないと診断できるものでもない。特に、軽症の場合は、全くと言っても語弊がないほど当てにならない。
臨床症状から、くも膜下出血が高そうと疑ったら髄液に血液が混ざっていないか、キサントクロミーがないかと腰椎穿刺することもあるそうですが、これさえ100%でない上に、腰椎穿刺による医療事故が怖い。腰椎穿刺されて頭痛が残った、賠償しろ、慰謝料を払えとの裁判は多い。
これじゃ、医者はどうしたらいいのか?

萎縮医療しか残されていないか。
救急は断ること。

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