ある町医者の診療日記

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<<   作成日時 : 2008/04/14 11:50   >>

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「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」という超党派の議員連盟が「医療現場の生の声を直接国会議論へ!」と題してシンポジウムを開催しました。
その報告記事がロハス・メディカルに出ています。是非、皆さんも読んで見て下さい。

私の感想を二三。

最後に仙石衆議院議員が挨拶されているのが特に印象的だった。
「丹生さんのように感じとる人が多ければ全国あちこちに同じ動きが出てきて日本医療は再生するだろうし、それが出てこないようなら、他の分野と同じようにcomfortable sinking心地よい沈没が待っているだろう。」

今の医療危機に、危機を感じ、叫んでいるのは医療者ばかり。そこにやっと、こういう呼応してくれる議員さんたちも出てきたというところですが、私はこの記事を読んで「comfortable sinking」は必須だという考えを新たにした。
その理由は、このシンポジウムに出席していた患者代表ずらした人の発言からです。

内田絵子・NPO法人がん患者団体支援機構副理事長・NPO法人ブーゲンビリア理事長なる人の発言。
全文を引用します。
-----(ここから引用)-----
「会場の皆さん、この中で医療提供者は手を挙げてほしい」
ザッと見回した限り6割くらいが手を上げただろうか。
「では患者さんは」
1割くらいだろうか。
「国を挙げての重要な会議というからには参加者は50対50が原則と思う。私も声をかけて集めたいけれど、今後はそういう視点で取り組んでいただきたい。陳述人にしても9人のうち2人しか患者側がいない。さて、患者が望むもの。それは医療の安全であり、医療の質である。安心して受けたい、自分でよいと思うものを選択したい。それにはどうしたらよいのか。病院情報、医療情報を開示してほしい。中には不名誉なものも含まれるだろう。それを見たうえで患者が判断できるよう開示してほしい。それから事故を解決するための中立公正な受け皿をつくってほしい。医療者と患者、メディア、政治家とのコラボレーションが必要である。このような会合を継続的に開催していただき、医療者と患者の風通しをよくすることで、誤解も払拭されていくであろう。そのようなコラボレーションの成功例としては、がん対策基本法とがん対策推進基本計画の策定を見本にすればよかろう。受益者である患者が参画したことによって、あのようなものができた。グランドデザインを考える時にも一緒に考えていきたい。次回は登壇者が半々というのを望む。今回は医療提供者ばかりで患者不在を感じた。キーワードは負担と給付。後ほどまた述べる」
-----(引用、終わり)-----

こういう会合を開いても、出席するのは医療提供者ばかりという事実。
医療の受益者である患者は出てこない。
つまりはいわゆる患者たち、および患者になるかもしれないという一般大衆の多くは現状に危機感を抱いていないということです。
そのくせ、この患者代表ずらした者は、そういう現状を自分たちの責任だとは認識せず逆に「私も声をかけて集めたいけれど、今後はそういう視点で取り組んでいただきたい」と責任を他人に転嫁している。
医療者側は、このままでは医療は崩壊する、なんとかしないといけないとずっと声を上げている。
自分たちが、患者さん側の参加者を増やそうと「取り組んでいきたい」と発言するのなら分かる。そうじゃなく「取り組んでいきただきたい」とはどういうことか。
そして、またこういう連中のいつもの言いぐさが続く。

これではダメだ。
「comfortable sinking」は必須だ。

それとコメント欄にある「いのげ」さんのコメントも是非皆さんに読んでもらいと願います。
ポンペの言葉を引用された発言者のかたがいましたが、私も何をいまさらと感じました。
-----(ここから引用)-----
しかし,ですよ 高久先生
ポンペが日本に居たのは 28才からの5年間 体力が最も充実している時期ですよ.インフォームドコンセントも無い時代ですよ.今の医師だって ポンペと同じ職場環境なら 同じセリフ言って当たり前だと思いますよ.環境がゼンゼン違うでしょ!
今の状況に昔の医者気質を求めるのは欺瞞かファンタジーですよ
-----(引用、終わり)-----

ポンペの言うようなことをしていたら、足下をすくわれ、土下座させられ、マスコミには極悪人と罵られ、されに裁判の場に引きずり出される、そういう時代なんです。

(追加、H20/04/14)
このシンポジウムに参加されたかたのブログを紹介しておきます。
http://air.ap.teacup.com/awatenai/659.html

このブログ主も、内田絵子氏(患者団体ブーゲンビリア理事長)の発言を批判的に書かれています。参加されていたかたの印象ですから、私のような報道記事からの感想ではなく実感がこもっています。

-----(ここから引用)-----
 そのことを確信したのは、最後に機会を与えられて、次の発言をした時だった。
「今日の会でもそうですね。なんか医療者のぼやきで終わるのではなくて…」
 この人にとっては、ここまで2時間あまり展開されてきたのは、「医療者のぼやき」としか聞こえていなかったのだ。
-----(引用、終わり)-----

他人の発言を聞かず、ただただ自分の言いたいことだけを主張する、それも延々と。
こういうタイプの人がいかに多いことか。
そしてこういうタイプの人間が多ければ多いほど医療崩壊は早く、そして確実にやってくる。
その時になっても、こういうタイプの人間は、延々と明後日を向いた自己主張をし続けていることでしょう。

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