ある町医者の診療日記

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zoom RSS 医療ニュースを見たら医師のブログを読もう!

<<   作成日時 : 2008/02/14 15:40   >>

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昨日のエントリーにアイスゆずさんから、「医療ミスのニュースを見たら、お医者さまのブログを読もう」というキャンペーンをやっておられるブログがあるとのコメントいただきました。
http://8910-1000.at.webry.info/200801/article_24.html
白鳥一声さんのブログの 医療ミスのニュースを見たら、お医者さまのブログを読もう 『三重・卵巣切除』

私は、医療ミスと限るのじゃなく、医療ニュースを見たら医師のブログを読もう!」もいいのではないかと思います。。
で、これにまさにぴったりの例がありましたので紹介します。

ニュース元は産経新聞。
まぁ、この新聞社は毎日新聞に輪をかけた飛ばし記事を書いているところですから(同系列のテレビ局も)、さもありなんですが。

http://sankei.jp.msn.com/life/body/080211/bdy0802110911000-n1.htm
女性の一生に添う助産師を 和歌山県立医科大、大卒看護師対象に専攻科

毎日新聞がよくやっている助産師を無理矢理持ち上げてという記事です。
まずこの記事を読んでから、次の医師のブログを読んでみてください。
この記事がどれほど現状とはかけ離れたものであるかというのがよく分かると思います。

http://ameblo.jp/y-gami/entry-10072189545.html
「産科医の無駄遣い」を検証する

できれば上記のブログの記事を読んでから、以下の私の解説を読んでください。

ブログにある平成15年における「助産師就業者数および就業場所」によると、助産師は全部で25724人いる。その中で、助産所で働いているのは、たったの1601人、全体の6.2%に過ぎない。
看護協会や助産師会はさかんに助産所での開業を推進しているようですが、現場の助産師のほとんどは笛吹けど踊らず。
それは当然でしょう。現場の、まともな助産師は、産科医や小児科医のバックアップのないお産の危険性、恐ろしさを知っているからです。
その恐ろしさを知らない、いや知ろうとしないと言うべきか、そういう一部無謀な者達だけが助産所でお産を扱う。そして、にっちもさっちもいかなくなって産科医に後始末を押しつける。時には、胎児や母体を失ったりする。
(このブログを参照、助産所は安全、ちょくちょく訪問させてもらっています)
だから、実際にお産を扱う助産師のほとんどは病院(17684人、68.7%)や診療所(4534人、17.6%)で働いている。

日本助産師会もそして厚労省の役人も、なぜこういう実態を無視したことを推進しようとしているのでしょう?
そして、なぜマスコミがその片棒を担ぐのか?
私は全く理解できない。

一つ確かなことがあります。
娘が妊娠したら、すぐさま私の知り合いの産科医に主治医になってもらうということ。
これは、利用者側がする防衛医療ということになりますか。

一般のかたは、今からでもいい、できるだけ早く親しい医師を持つことです。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
医療ミスのニュースを見たら、お医者さまのブログを読もう 『三重・卵巣切除』
 当ブログで、こんなキャンペーンを始めてみることにしました。  マスコミの医療報道も非常に課題が多いようなので、少しは社会が明るくなるといいなと思います。 ...続きを見る
白鳥一声
2008/02/15 16:53

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
院長先生、有難うございます。
 m(_ _)m
とても勉強になりました。私のような一般の人間は、新聞に書いてある以外のことは何も分からないので、信じるしかありませんが、このように教えて頂くと、自分が何も分かってないということが、よく分かります。
本当に、有難うございます。
 m(_ _)m
アイスゆず
2008/02/14 21:32
 非常に参考になる記事、ありがとうございました。
 産科事情には疎いのですが、昔と比べて出産への安全要求が高くなったから独立助産師への需要が減ったのかな、と考えました。

 そして、キャンペーンご参加、深くお礼を申し上げます。
 タイトルのほうは、適宜変えていただいても大歓迎です。僕も医療ミスに限定して使いづらさを感じていたところでした(笑)。
birds-eye
2008/02/15 17:47

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