ある町医者の診療日記

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zoom RSS 相変わらずのお涙ちょうだいショー>朝ズバ!

<<   作成日時 : 2008/01/07 13:31   >>

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病院に出る前のあわただしい中で見たものというイクキューズ付きですが、今日の「みのもんたの朝ズバ」、医師不足という医療崩壊を取り上げていました。
年末年始、亀田総合病院の産科救急の現場に密着取材して、千葉北部から受け入れ「拒否」された妊婦を受け入れているところや、未熟児として生まれた赤ちゃんが無事退院しているところ、その主治医の過酷な勤務とかを見せて、生出演の桝添厚労大臣や他の出演者にコメントしてもらうという構成でした。

あの高橋某とその義父がいつもの例のコメント(多数の病院で受け入れ不能だったことがまだ解決できていないというやつ)を、これはビデオ出演の形ですが、やっていたのにはあきれた。いわば、そういう受け入れ不能状態を決定的にした医療崩壊の破壊者を出演させているんですから、マスコミの無自覚さにあきれるしかない。しかし、これもお涙ちょうだいを予定した例のテレビ演出でしょう。さらにこれに加えて出演者の女性が涙するのをアップで写すのですから、いかにも視聴率だけを目的とした演出というのがよく分かる。

そして、コメント自体も、、、

みのもんたの発言は煽情ということにつきる。
あるコメンテーター(医療にはど素人)が外国人医師を招聘したらどうかと言っていたけど、これなんて何をか況んやです。
桝添厚労大臣は、医師不足というのにまだ医師偏在と言っている。医師は増えているが、産科や小児科、外科の医師が少ないという方向に持って行く発言を、まだやっている。一人あたりの医師数はアメリカと変わらないって、それはないだろうと。アメリカは、フルタイム勤務の医師1人として計算した数字です。日本の数字は医籍登録された数字であって、この中には幽霊医師ってのが多数含まれてさえいるんですから、単純比較はそもそもできない。

そして、一番肝心なこと。
産科や小児科の医療崩壊の片棒担ぎをやっているのがマスコミだということです。自分たちが、今までどうあったのか、そしてその反省に立ち、どうすべきなのかというのがまるでない。
現場で必死にがんばっている医師をさも犯罪者のごとく扱い、バッシングする。あの高橋某のような被害者ずらした加害者(医療崩壊の加害者)を、悲劇のヒーローに祭り上げ、お涙ちょうだいの劇を作り上げ、視聴者と一緒になって正義を演じて悦に入る。
そういうことがどれほど現場の人間の心を折り、それまで必死でがんばってきた人間の「立ち去り」を助長していることか、これはまさにあの大淀病院で起こったことそのものではないか。

医療崩壊は、もうどうにもならない時点に立ち入ってしまっている。
すでに火がついて、今はそれが広がっているという場面です。
後数年で、焼け野原になって、それから再建ということになるんでしょうが、再建にどれほどの時間と資金、人的努力が必要か分からない、はたして再建できるかどうかさえ危うい。
当事者、つまり日本国民の全ては、自己防衛するしかありません。
その覚悟をしておかないといけない。
この手のお涙ちょうだい番組を見て涙するような自己陶酔やっている暇はない。

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