ある町医者の診療日記

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zoom RSS レセプトオンライン化

<<   作成日時 : 2007/06/02 19:48   >>

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レセプトオンライン化、これはもう決まっている。
それも平成23年4月1日以後はオンライン請求に限定するとまで。

私自身は、オンライン請求はまだ決定事項ではない、それもまだまだ時間があって、いろいろ反対とかがあってこの計画自体ポシャル可能性も高いと、いわば高をくくっていました。
でも、そうではないらしい。
先日、県医師会のIT委員会があって、その委員に今年から任命されているということで行って参りました。
その会では他にも議題はあったのですが、ほとんどの時間が、このオンライン請求の議論に費やされました。

-----(ここから引用)-----
 平成18年4月1日、厚生労働省は、保険医療機関又は保険薬局のレセプトと平成23年度より原則すべてオンライン請求することを官報で公示しました。(厚生労働省令第111号)ただし、年間請求件数が1200以下の医科・調剤、及び同600以下の歯科に対しては最長2年間の猶予が与えられます。
※平成23年3月31日までにすべての医療機関は病床数などに合わせ、決められた年の4月1日からオンライン請求に移行しなければならないことになります。
-----(引用、終わり)-----

これは決まったことだということでした。
私は上記のような認識でしたので、委員長に確かめたのですが、もう決まったことで、これからはその決まったことにどう対応するかだけしかないということでした。対応できない医療機関は、レセプトを受け付けてくれないと。
特に、既にレセコンでレセプト処理をしている所は平成22年4月1日以後はオンライン請求に限定される。レセコン無しのところはその1年後、さらにレセコンもなく特殊な一部はさらに2年猶予を与えられているが、それが最終の最終であるそうです。

で、県医師会としてどう対応するか?
私もよく知らないようなそういう規則ですから、他にもこういうことを知らないかたが、たぶん多くおられるに違いありません。
まず、周知徹底しないといけない。
それで、講演会をしたり、アンケートを出したりなどもしようと。
そこでレセプトオンライン化をどうするか、一つの手段としてORCAを医師会として提示することもすべきと、これは私の提案です。

メーカー製のレセコンで、そのメーカーにオンライン請求の機能をレセコンに入れるかどうか、それは各医療機関が決めることです。
しかし、そういうメーカー製しか手段がないとなれば、どれほどの値段をふっかけられるか分かったものではない。
ORCAでは、どれくらいでオンライン請求が可能になるのでしょうとお尋ねしたところ、ベンダーに頼むとなれば50万から100万くらいではないかと言われました。自力で導入となればもっと安くできるでしょうが。
(メーカー製を入れている委員の先生がおられたのですが、そこでは最小構成で200万、オプションなどを入れたら300万だったそうです)

既にレセコンを入れているところは、ご自分でメーカー製を入れるか、ORCAにするか決めていただく。
問題は、レセコンをいれていないところです。
県には100カ所くらいそういうところがあるそうで、そこをどうするかが最大の問題です。
200万、300万の投資をしないといけないでは、もしかすると半分が廃業されるかもしれないと委員長は言われていました。これはなんとしても避けたいと。

私は、ORCAを50万くらいで入れて、事務員には何回か医師会館にでも集まってもらい操作の講習会を行うというようなことを県医師会としてしてはどうかと提案しました。もちろん、希望するところだけですが。
これでも、まだ廃業するというところがあるとは思いますが、そういうところはレセプトオンライン化の代行しか手はない。
この代行というのもいろいろ問題があるようですが、これ以外の手はないように思います。

それにしても、政府は資金による補助もなにもせず、医療機関に義務としてこういうことをさせる。
はたして成功するかどうか、、、
私は疑問です。

また、政府はこういうことをテコにして電子カルテの普及を目指しているようですが、たぶんこれも失敗するでしょう。
「電子カルテは普及しない」と指摘される日本の医療IT
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/it/report/200705/503339.html
-----(ここから引用)-----
 日本の医療機関の電子カルテ導入率は、2005年10月時点で病院21.1%、診療所では7.6%にとどまる。政府は医療情報の共有などを目指し、電子カルテの普及を推進しようとしているが、近年電子カルテの導入が急速に進む米国の専門家は、日本での普及には懐疑的だ。
-----(引用、終わり)-----

-----(ここから引用)-----
「医療費が低いため無理」

 だが、政府がどんなに声をかけたところで、電子カルテの導入はそれほど進まないと米国の識者は見る。その理由としてまず、彼らは日米の医療費水準の違いを指摘する。
 ネルソン氏は、「米国で電子カルテの導入の機運が高まったのは医療費が高騰し、公的医療保険制度の破綻が避けられないため」と説明する。電子カルテの導入で事務コストなどを削減し、医療費を削減しようという圧力が強いというわけだ。

 米国ではそのような背景があっても、政府からの財政支援が不十分で、現場の医師は診療スタイルが変わる電子カルテの導入に不満を示していたという。「日本のように医療費が十分に低い地域では、電子カルテの導入へのハードルはさらに高い」(ネルソン氏)。
-----(引用、終わり)-----

電子化をしようしても、先立つものがない。
それは電子カルテもオンライン請求も同じです。

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[日常][開業]休日勤務とレセプト
本日は日曜輪番のため院内待機。丁度レセプトチェックもしなければならなかったのでむしろ好都合です。病院勤務の時は毎月やってくるこの行事が苦痛でしたが,今は投薬も検査もかなり絞り込んでいるので枚数の割には楽です。そもそもそんなにたくさん枚数があるわけでもない ...続きを見る
Dr.Poohの日記
2007/06/03 14:23

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