ある町医者の診療日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 大淀病院事件>言論弾圧2

<<   作成日時 : 2007/05/19 17:06   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

前に書いたテーマと同じですが、もう一度書いておきます。

大淀病院事件の事実経過は以下を見て下さい。
http://blog.hashimoto-clinic.jp/200705/article_6.html

毎日新聞が平成18年10月17日に報じた「意識不明、6時間“放置” 妊婦転送で奈良18病院、受け入れ拒否 脳内出血死亡」という記事は、事実とは異なることを根拠にし、病院や担当医を悪者と読むものにミスリードさせるものでした。
「放置」や「たらい回し」、「担当医は寝ていた」などという事実とは異なることを報じ、さも担当医のせいで妊婦を死なせたかのようなセンセーショナルな報道の仕方をし、また「内科医がCT検査を進言した」のにそれを拒否したというような事実とは異なることを書いて、「CT検査をしていたら助かった」かのような誤解を一般読者に抱かせたりした。

毎日新聞が報じ、その後テレビを含む多くのマスメディアが追随したこれらの報道が事実と異なっていたらしいと分かったのは、m3.comにもたらされた詳細な情報によるものでした。
ただし、この情報は、まだ本当に正しいものかどうかは、私たちには確かめようがなかったことも事実です。この情報が事実であれば、マスコミ報道は事実と異なるというところまででした。
しかし、今回の流出騒動で、それが正しいものだということが、遺族側弁護士によって保証された。
ところが、今度は遺族側およびマスコミは、その情報そのものを違法なものであると言い出した。遺族側は、「虚偽の情報が広がったから」告訴したいというわけではなく、詳細な「事実が広がったから」告訴したいと言っていることになります。
まさに言論弾圧です。都合が悪くなると告訴という脅しをちらつかせて言論を圧殺しようとしているのですから。

m3.comにもたらされた情報は、カルテコピーがマスコミに広く配布されて出回っているとし、その出回っているカルテコピーを元に書かれているとのことでした。
つまり、m3.comに詳細な経過が書き込まれるより前に、既にマスコミにカルテ(のほとんど)が配布、公開されていたわけです。
そして、これには明白な証拠があります。
その証拠はYosyanさんのブログで明らかにされた。
2007-05-10 新物証発見
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070510
詳細な時間経過が書かれた情報は、平成18年10月26日に書かれたものですが、大淀病院が最初記者会見をした時には既にマスコミはカルテの多くの入手しており、それらがテレビ画面に映っていたのです。

これほど明白な証拠があるでしょうか?
それが今頃になって、診療情報がネットに「流出」とはどういうことでしょうか?
とっくにマスコミに流出していたのに、何を今頃になってネットに「流出」とは、いったいこれは何なのか?
何か意図的なものを感じます。作為を感じる。それも、最初の報道からです。
私は、毎日新聞と遺族、弁護士による意図的な作為があるのではないかと、疑わざるを得ません。

この事件は、虚偽の報道によって、担当医や病院が不当な攻撃を受けたものです。
不当な社会的制裁にさらされた。
それに対し、医師や病院はどう反論したらいいのでしょうか?
報道が事実と異なると、事実をあげて反論しようとしたら、個人情報を漏らすのはいけないとか、守秘義務違反だとかされては、いったいどうしたらいいのでしょう?

これについは座位さんが詳細に検討されています。
診療情報『流出』問題について
http://zainomusou.blogspot.com/2007/05/blog-post.html
「一旦、患者ないし患者家族側から、告訴、告発、訴訟が提起された場合、あるいは、マスメディアに事件性のあるものとして訴えられた場合(インタビュー含む)、論争部分の守秘義務は解除することが相当であろう。」というのです。

私はその通りと思います。
医師も人間です。不当な攻撃を受けたら、防衛する正当な権利がある。
患者や遺族側によって操作された虚偽の報道によって不当な攻撃を受けたら、医師や病院は患者の個人情報を含む事実を公開することで反論する権利があるとすべきです。
そうでもしないと、医師や病院は両手を縛られてボクシングをさせられているようなものです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
「反論権」は認められていないと橋元弁護士がテレビで述べていました。憲法上、法律上の権利では、まだ、ないということなんでしょう。

相手の口を封じた上であることないこと言いふらす、そして訴訟する。
汚いとしか言いようがない。
院長
2007/05/30 10:54

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
Firefox 2 無料ダウンロード
大淀病院事件>言論弾圧2 ある町医者の診療日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる