ある町医者の診療日記

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zoom RSS 医療崩壊の果てに

<<   作成日時 : 2006/03/05 12:56   >>

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アメリカ礼賛内閣の目指す先には自己破産者の累々たる死骸が転がっている、、、

今、日本医療は低医療費(GDP比でいくとアメリカの半数足らず)にも関わらずWHOも認める世界最高水準の質と量を保っています。しかし、これは医師や看護婦など医療関係者の犠牲の上に成り立っているんだということを、広く国民一般に知って欲しい。
でも、劇場型政治に踊らされているようじゃ、期待薄、、、なんでしょうね、残念ですが。

福島県で一人医長で頑張っていた産科医が逮捕された。
このニュースを私はずっと注意して見ています。
m3.comの掲示板を読んだり、、yahooのMLにも参加してメッセージを読んでいるとほとんどの医師が危機感を持っているというのがよく分かります。私も同じですが、一般ニュースにはちっとも流れてこない。ということは、ほとんどの国民はこんなことが起こっているのだというのを知らないに違いない。
この事件は、かろうじて保っていた、それも日本の医療関係者の努力で保たれていた日本医療ががらがらと崩壊する契機になるかもしれない。
逮捕されてまでがんばるつもりは、たぶん一部の犠牲的精神の持ち主の医師以外にはいないでしょう。

で、どうなるか、、、

一つの例がこれかもしれません。
これもm3.comのメッセージにあったのですが、アメリカでは個人破産の半数は医療費が払えなくなったためだそうです。
アメリカ:個人破産の半数は高額な医療費が原因
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/02/post_3.html
>米国内で破産した人のおよそ半数が、医療費の高騰が原因で破産しており、病気のために自己破産に陥った人々の大半は中産階級で医療保険加入者であることが調査で判明した。

アメリカは医療保険に加入できる人はまだいいのです。
加入できない人が沢山いる。国民皆保険というのが空気のようになっている日本の常識は通用しないのです。そして、アメリカでは医療保険に加入していてもそれでも病気治療のために破産しないといけない人が沢山いるというのです。

これだけを見ても、アメリカ型にしてはいけない、少なくとも医療制度はしてはいけないというのがよく分かります。

あの小池大臣が、沖縄の離島に産科医がいないってんでパフォーマンスやらかしている、さらには国会で防衛医官の派遣も考えているなどと答弁したんだそうです。そういう問題の本質とはかけ離れたところでパフォーマンスをすることの、なんと罪深いことか。そして、こういう偽善者の、いかに汚いことか。
まさに唾棄すべき存在なのだということがよく分かるデータです。

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その後、次第に一般ニュースにも流れ出してきました。
TBSではこんなニュースも。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3244949.html
手術ミス?産婦人科医逮捕で波紋広がる

>「我々は輸血なんか用意しませんよ、普通の帝王切開では。この場合に1000ccの輸血を用意したこと自体がもうすでに予見はしてた訳ですよ。十分に。ただ(大量出血まで)見通せるかどうかは今の医療・医学では無理だった」(日本大学客員教授【産婦人科】 佐藤和雄氏)

文章ではニュアンスが消えてしまいますが、怒りを秘めて喋られています。
院長
2006/03/13 22:51

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