ある町医者の診療日記

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zoom RSS [適切な破傷風予防処置?]-----2005/05/17(Tue)

<<   作成日時 : 2006/02/04 11:25   >>

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市に320万円賠償命令 破傷風の予防措置怠り
http://www.m3.com/news/news.jsp?articleLang=ja&articleId=22916&categoryId=&sourceType=GENERAL

よく医療訴訟になると言われているやつです。
原則として、汚染創にはグロブリン製剤(破傷風毒素の抗体を含んだ生物製剤)とトキソイド(予防注射、子供の時にするやつ)をしておくべきだと言われていますが、はたしてそこまでする必要があるものなのかどうか。

グロブリン製剤はヒトの血清から抽出する。
注意書きにこうあります。
1)本剤の使用にあたっては,必要性と共に,製造に際し感染伝播防止のための安全対策が講じられているが,感染症伝播のリスクを完全には排除できないことを説明し,理解を得ること。2)血漿分画製剤の現在の製造工程では,ヒトパルボウイルスB19等のウイルスを完全に不活化・除去することは困難であり,本剤投与によりその感染の可能性を否定できない→投与後の経過観察を十分に。3)現在までに変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播の報告はないが,伝播のリスクは否定できないことを患者に説明し,治療上の必要性を十分に検討し投与すること。4)ショック等重篤な副作用→投与後の経過観察を十分に。
(今日の診療 Vol.14 CD-ROM版 (C) IGAKU-SHOIN Tokyo)

破傷風を発症する機会などきわめて稀です。
基本的な傷処置(洗浄など)を行った上で、トキソイドによる予防くらいまででいいのではないかというのが私の考えで、そのため私はトキソイドは置いてありますが、グロブリン製剤はおいてありません。
そのトキソイドも、汚染創の場合には患者さんにどうしますかと尋ねてから希望者に注射しています。

グロブリン製剤もおいておくべきなのかなぁ、、、
裁判の対策上は置いておくべきなのでしょうが、医学上、本当に必要なのだろうか?

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