ある町医者の診療日記

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zoom RSS [脳死とは?]-----2004/06/02(Wed)

<<   作成日時 : 2006/02/04 10:16   >>

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http://www2r.biglobe.ne.jp/~iori/opinion/036.html
脳死とは?
心臓停止だけが「死」か?

1997年11月29日に書かれたオピニオンのようですが、書かれたのがどういうかたなのかよく分からない。「高知出身・東京在住の20代男性。現在はAV製品の商品企画をしています。」とのことで、医療関係の人ではなさそう。
それでもこの内容は非常に正確かつ的確と思います。それも、書かれたのが1997年というのも驚きです。素人の人が、この時期にこれだけの主張をされているとは。

中のいくつかをご紹介します。
未だに、脳死移植反対の人が持ち出す「低体温療法」について。
>この療法は日本で生まれ、米国で花開いたものだが、治療対象者は重度の脳障害患者であって、脳死患者などではない。よって脳死問題に触れる際に、引き合いに出すべき治療法ではないのだ。無知ゆえか、悪意あってのことかは知らないが、大衆を愚弄するかのようなデマを流すのは即刻中止して頂きたい。

「治療対象者は重度の脳障害患者であって、脳死患者などではない」といことにつきるでしょうが、今は、この低体温療法もだいぶ下火になってきているようです。
少なくとも脳死反対論者が期待するほどの治療効果はないようです。もちろん、脳死患者が生き返るなどというのはあり得ない。

次に「自然な死」ということ。
>彼らは「自然な死」というものをことさら強調する。しかし今の人類のどこが「自然」だと言うのか?そんなに「自然」がよいと言うのならば、今自分達が享受している文明の恩恵を捨ててからほざいて欲しいものだ。乳児の大半が次々と絶命し、生き残った者も様々な病に体を蝕まれて苦しみながら、サバイバルに追われて短い一生を終えていく・・・そんな「自然」など私はごめんだ。あと、少なくとも彼らは「自然」というものをどのように定義しているのかも明らかにして頂きたい。

現代医療の治療を受けるのは「自然」なのか?
たぶん「自然」なまま放置すれば、乳幼児死亡率は急激に跳ね上がるだろうし、平均寿命が80歳というような長寿大国の名前など即刻返上しないといけなくなるでしょう。
自分勝手な「自然」という用語を振りかざして感情論に訴え、論理的な批判を封じるというのは、こういう一派がよくやるやり方ではあります。

最後に、私がその通りと思わず言ってしまったやつ。
>そして最後に「誤診」や「悪用」を理由に法案に反対している人々・・・おそらくこのタイプの人々が一番多いであろう。これらの問題は様々な体制整備によって減らすことができるものだ。失政が政治の本質の1つであるように、誤診もまた医療の本質の1つにすぎない。このような運用上の問題でもって法案そのものに反対するのは不適切である。

なお、脳死診断基準をきっちり守っている限り脳死診断における「誤診」はあり得ないでしょう。
ただし、誤診がこれからも0であり続けるかと言えば、それも保証はできない。人がやることですから。
これは、「誤診もまた医療の本質の一つである」と言うしかない。もし、誤診の可能性があるからダメだというのなら、医療自体を拒否するしかない。

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