ある町医者の診療日記

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zoom RSS [魚刺傷は温めろ!?]-----2004/05/26(Wed)

<<   作成日時 : 2006/02/04 10:13   >>

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魚に手を刺され、非常に痛いという患者さんが来られました。
どんな魚か聞いてみると、どうもゴンズイのよう。スキューバダイビングの教習で、この魚には近寄るな、毒があるぞと教えられたやつです。
右手に2カ所、刺し傷があり、肘のあたりから先がしびれるように痛い、それも非常な痛さだそうです。
座薬を入れ、抗ヒスタミン剤の注射、局所の処置としてステロイドの軟膏を塗ったのですが、痛みがひどく、見ていてもかわいそうでした。

中毒の本にもこれと言った治療法は書かれていないし、どうしようかと迷ったのですが、こういう時にはインターネットで検索だ!

そしたら、温めろと書いてある。劇的に痛みがとれると。

患者さんに、インターネット上の情報で、医学書に書かれているような治療法とは違うが、それでもいいか、試してみますかと尋ねたら、やってみると言われるので、45度に設定した給湯器の湯で患部を温めました、、、

そしたら、ものの数分もしない内に、痛みが楽になったと言われる。しかし、湯から患部をだし、しばらくするとまた痛みが出てくる。
「できるだけ熱い湯(45度以下)に30〜90分浸す」と書かれているので、自宅でこの治療を続けてもらうことにしました。

何かキツネにつままれたような感じです。
熱傷にしろ感染にしろ、炎症による痛みは冷やすというのが常識でしょう。温めろというのには、ちょっと抵抗があったのですが、これだけ劇的に痛みがとれたとなると、私も認めざるをえません。
魚の棘の毒には共通の性質があり、「致死的成分や発痛成分は非常に不安定で、熱で急速に分解する」のだそうです。だから、刺されたら、すぐ温めろということなのでしょう。医療機関でも、棘があれば除去し、できるだけ熱い湯に30〜90分浸せと書かれています。
(硫酸マグネシウムを加えると鎮痛効果があるとも書かれていますが、硫酸マグネシウムって何だ?)

なお、破傷風、感染の予防というのでありましたので、破傷風トキソイドを注射し、抗生物質を処方しておきました。

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