ある町医者の診療日記

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zoom RSS [頭痛の講演会]-----2003/11/13(Thu)

<<   作成日時 : 2006/02/03 18:36   >>

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鳴門市医師会、平成15年11月12日
演者:医療法人社団温知会間中病院 院長 間中 信也 先生

片頭痛か偏頭痛か?
 片頭痛が正しい。片方の頭の痛み。ただし、両方の頭が痛い片頭痛もある。
 840万人/日本人全体
 片頭痛のつらさは二日酔いのつらさと同じ。ズキンズキンする頭痛に吐き気を伴う。
 エストロゲンが急に低下するときに起こりやすい(閉経後や妊娠中では起こらない)。

片頭痛は問診でしか診断できない。
 逆に言えば、問診で診断できる病気である。
 A)発作性:今まで5回以上起こったことがある
 B)持続性:4〜72時間(ただし、子供では短い)
 C)片側性(4割は両側、両側性だからと言って片頭痛ではないとは言えない、ただし片側で始まることが多い)
   拍動性(ただし半分はズキンズキンしない、重苦しいなどの訴えもある)
   生活支障(生活に支障が起こるほどの痛みであること)
   運動過敏(頭を動かすと痛い、緊張性頭痛は逆に動くと痛みは楽になる)
 D)悪心・嘔吐/光過敏・音過敏

問診のポイント
 「発作的にとてもつらい頭痛が起こったことがありますか?」
 この問いにyesなら、この患者の頭痛はまず片頭痛である。
 さらに、、、
 嘔吐を伴うか?
  yesならまず片頭痛
 30歳までに起こったか?
  40歳以降に起こったものは器質性の頭痛である可能性が高い
 前兆
  アウラ
  チカチカ、その後、目が見えなくなる
   (閃輝暗点)
  前兆の後、頭痛が起こる
  こういう前兆のある片頭痛は全体の20%

トリプタン製剤
 トリプタン製剤は消防車である。
 燃えさかっている火(頭痛)であっても消せる。
 しかし、はじめの火(初期の頭痛)の方が消しやすい、また完全に消すことができる。燃えさかっている火の場合は消しても燃え残りがあり、また燃え始める可能性がある(再燃)。

 予防的に飲んではいけない。
 前兆は回避できない。
 悪心・嘔吐が出る前に飲むこと、これらは出てしまっては効果はない。

混合型の頭痛(片頭痛+緊張型頭痛)
 緊張型頭痛にはトリプタンは効果ない。逆にひどくなることがある。
 この区別には、動くと痛くなるかどうか。頭を動かすと痛くなるのなら、片頭痛−−トリプタンを。
 緊張型の頭痛には鎮痛剤。
 混合型の場合は、まず鎮痛剤を使う。
 薬剤誘発性慢性頭痛になりやすい。治療が難しい。

トリプタンが効果不十分な時
 ・2〜3回(3回)試してみる。
 ・早期に飲んでみる。
 ・鎮痛剤を併用してみる。
 ・片頭痛との診断を再検討してみる。

制吐剤との併用は良い。
 プリンペランとかナウゼリン

月10回(10錠ではなく10回)までの使用に。
 これ以上使わないといけないのは、薬剤誘発性頭痛の可能性がある。
 予防薬が必要かも。
 これらの場合は専門家にまかす方が良い。

トリプタンは頓服薬である。
 予防薬ではない。
 1日2錠分2などというように処方する薬ではない。

頭痛の三段跳び
 1、ナウゼリン:前兆時
 2、アセトアミノフェン(カロナール):痛くなってきたら
 3、トリプタン:片頭痛と分かったら

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