ある町医者の診療日記

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zoom RSS [胃が痛い]-----2001/11/06(Tue)

<<   作成日時 : 2006/01/27 15:47   >>

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胃が痛いと訴えていても、腹部疾患とは限らない。

これはさんざん言われていることで、さんざん言われているとは逆にそれをうっかりすることが多いということでもあります。
その経験を先日してしまいました。

1ヶ月ほど前に暴飲暴食をして、それ以来、胃のあたりが痛いと60歳ほどの男の方が来られました。胃の検査をしてほしいというのです。
一応、腹部の診察、レントゲン写真(開腹の既往あり)、血液検査(膵炎の可能性)、エコー検査(胆石もみておかないと)を行いました。特に異常はありません。次に、患者さんの希望通り3日後に内視鏡検査も行ったのですが、これも慢性胃炎のみで痛みの原因とは思えない。それで、胃腸薬でも飲んで経過を見ましょうということになったのですが、、、

1週間ほどして、やはり同じだ、胃のあたりが痛いのが変わらないと言うのです。
いろいろ聞いていくと、ちょっと歩いてもすぐしんどくなる(徳島方言で疲れること)、奥さんに朝起きたとき顔がむくんでいると言われたことがあるというのです。脈をみると、頻脈で不整です。
これはと思い、心電図をとると、頻脈性の心房細動、胸部写真には両側に胸水!

さっそく、近くの総合病院の循環器を紹介し行ってもらいました。即、入院。
私は心室性不整脈が時々出るので分かるのですが、不整脈があると胸が締め付けられるような独特の感じがします。それを「痛い」と表現されたのかもしれません。ただ、ご本人は、心窩部を押さえると痛いと言われていましたので、これも違うかもしれない。

とにかく、おなかが痛いという訴えでも、全身を診ろ、という教訓。

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